汎用多軸:WMX2

  • EtherCAT対応。最大64軸を0.5ms周期で同時制御可能なハイパフォーマンス
  • C言語(C/C++)、.NET(C#, VB)対応の500種類以上のモーション・通信API
  • 市販のWindows PCとLANケーブルだけでサーボドライバ、I/O接続
  • 世界各地の半導体製造工場で量産ラインに採用されている信頼性

WMX2の特徴

  • 専用ボード、ハードウェア、専用ケーブルは不要
  • Windows標準インストーラからソフトウェア、リアルタイムOS等全てインストールが可能
  • 独自EtherCATマスタにより、64軸を同時制御をPCのLANポート接続で実現
  • 500種類以上のAPIで、独自モーションコントローラ開発をサポート
  • APIライブラリは最大256スレッドに対応
  • EtherCATマスタ、リアルタイムOS(RTX)が標準で付属。
  • EtherCATのネットワーク構成や装置セットアップをサポートする強力なツールが標準付属

用途

  • 半導体製造装置
  • 搬送ロボット
  • 検査装置
  • チップマウンター
  • キネティックアート
  • ボンディングマシン
  • 資材ハンドリングマシン
  • 穴あけ、レーザーカッティング

WMX2 – 仕様

同時制御軸数 最大64軸 同時・同期制御
I/O 点数 入出力それぞれ約6KB
モーション機能 ジョグ、原点復帰、位置決め、リストモーション(連続位置決め)、APIバッファ、イベント駆動、電子カム、連続軌跡(直線・円弧/スプライン)、位置同期出力、周速一定制御
補間機能 直線(最大64軸), 円弧(2次元、3次元)、ヘリカル
加減速プロファイル 台形, S字, ジャーク(加加速度指定/ジャーク比指定)、時間指定、正弦波形加速度、放物線形加速度 以上を加速、減速別々に設定
その他:2段階速度プロファイル、PVT指定プロファイル
原点復帰機能 19種類、ガントリ軸対応、カスタム原点復帰
オーバーライド機能 位置決め途中で目標値、速度、加減速度、プロファイルを変更
同期機能 単純同期、ガントリ向け同期ズレ補正機能(完全同期制御)
指令モード 位置、速度、トルク
補正機能 ピッチエラー補正(1次元/2次元)、バックラッシュ補正、真直度補正
EtherCAT マスタ 機能:CoE、FoE、DC同期、ライン/スター/リングトポロジー、ホットコネクト
最小通信サイクル:0.125ms  ※PCスペック、軸数による
スレッド数 256個のスレッド及びプロセスから同時呼び出し可能
APIライブラリ対応言語 C/C++言語(ネイティブ)
.NET対応言語(C#、VB等) 対応 .NET Framework:2.0~3.5
開発環境 Visual Studio 2008、2010、2012、2013、2015
C++ Builder XE7
動作環境 OS:Windows 7(32bit/64bit)、Windows 10(64bit)
.NET Framework:4.5.1以降
CPU:最低ATOM 2GHz 程度(E3845等) コア数2以上 メモリ:4GB以上推奨

EtherCATネットワーク構成ツール

EtherCATネットワークの構成に必要な機能を一つにまとめたトータルサポートツール

  • 直感的で使いやすいGUI
  • EtherCATのプロセスデータや各スレーブのオブジェクトの確認
  • 選択式のスレーブオブジェクトマッピング定義ファイル(init file)作成機能
  • ネットワーク定義ファイルの作成、編集と読み込みが可能
  • EtherCATの通信エラーカウンタチェック機能によるネットワークエラー解析機能

WMX2デモンストレーション動画